ごあいさつ

理事長江藤茂博

理事長挨拶


 興譲館は、およそ1853(嘉永6)年に、地元井原の人々の願いと力で開校した学校です。そして、この井原の地から、地域を生かし、世界に貢献する、多様多彩な人材を育ててまいりました。現在は、高等学校として、生徒それぞれの個性や特性の応じた細かな教育を行いながら、最初期からの教育理念である「白鹿洞書院掲示」を高く掲げ、人間教育にも特色ある学校として、その歴史を重ねております。また、興譲とは、譲を興すこということで、お互いを尊重し譲り合うことでの助け合いが、より大きな力となることを意味しています。この興譲の精神が、私たちの社会でいかに大切であるかは、もはや説明するまでもありません。その精神は、今日でも興譲館高校の生徒たちの挨拶の声にしっかりと受け継がれています。そして皆様のご支援そしてご理解のもとに、興譲館は、今も昔も、人はいかに生きるべきかを考える教場であり続けているのです。

 入学を希望される皆さんには、ぜひ私ども興譲館から、それぞれの持つ夢や希望へと歩み出してもらいたいと思います。もちろん皆さんの夢や希望はさまざまで、現実的なものもあれば、まだほんの夢のようなものもあるでしょう。興譲館高校では、それらをかなえるための細かなカリキュラムを用意しておりますし、また熱心な教師たちが皆さんの可能性を十二分に引き出してくれるはずです。皆さんがそれぞれにしっかりと生き抜く力を、本校で手に入れてくださることが、何よりも私ども興譲館の喜びであり、社会的使命でもあるのです。興譲館高校は、皆さんがご自分を大きく羽ばたかせる場所でありたいと思います。

学校長岡田公彦

学校長挨拶


一人ひとりを大切に


 本校は、1853年に開校し、今年度170周年を迎えます。広く国内外で活躍している卒業生を多数輩出している歴史と伝統ある学校です。建学の精神「白鹿洞書院掲示」が説く 「広く学んだ知識・技術をしっかり身に付け、実践するとともに、人間味あふれる人材の育成」をめざします。 教職員・保護者・卒業生・地域が協働し、生徒一人ひとりが持つ可能性の発見・発展に向けて促進的援助をそそぎ、本校では生徒の持っている無限の可能性を伸ばしていきます。

 豊富な知識を身につけ、考える力を備え、課題を主体的・意欲的に解決しようと努力する生徒。豊かな人間性を持ち、「協調」「調和」を大切にする生徒を育てます。 とくに、「一人ひとりを大切に」していきます。その方法の第一歩、相手の顔を見て挨拶をすることと、相手の顔を見て話を聞きます。「ながら聞き(何かをしながら話を聞くこと)」がないようにします。 本校を希望される皆さんに、安心して入学いただけるよう、知・徳・体のバランスのとれた教育を行います。興譲館高校は、生徒の知性と感性を磨く学校として、エネルギーあふれる皆さんと共に、進化発展していきます。